今回はサウナの入り方について、まとめました。
様々な健康効果が得られるサウナですが、入り方次第ではその効果が限定的になったり、はたまた健康を害することになってしまうことにもなりかねません。
そこで、サウナの入り方について、まとめましたのでご覧ください。
サウナとは
サウナは、サウナ➡水風呂➡休憩というサイクルを行い、体に負荷を加えたり、深部体温を上げたりします。
これを上手に行うと、「調う(ととのう)」ことができ、体や精神を健康に保つことができるのだそうです。
この「調う(ととのう)」とは、サウナ界隈でよく聞く言葉ですが、どういった状態かというと、まずサウナと水風呂という「熱い」「冷たい」という負荷を体に与えると緊張時に優位になる神経の「交感神経」が活性化され同時に興奮物質(アドレナリン)が血中に放出されます。
そして、休憩するとリラックス時に優位になる神経の「副交感神経」が活性化されます。
しかし、リラックスして「副交感神経」が活性化されているのに、血中の放出された興奮物質は臓器などで徐々に分解されるため減少していくのに時間がかかります。
つまり、副交感神経が活性化しているのに血中に興奮物質がある乖離した状態となっているのです。
これが「調う(ととのう)」正体なのだそうです。
サウナの入り方
サウナ
サウナは、施設によってその温度は異なります。
そして、個人差もありますし、また同じ人でも日によって体調が異なります。
ですので、「サウナはこれぐらいの時間入りましょう」とは言えません。
つまり、サウナは時間で入るものではないのです。
環境や体質、又は健康状態が異なっても、変わらない目安が必要です。
そこで、目安になるのが「心拍数(脈拍)」になります。
どれぐらいの心拍数が目安になるかというと、軽い運動時の心拍数ぐらい目安です。
なので、ジョギングなどを行って確認するとよいでしょう。
私は、安静時から50~60上がった心拍数を目安にしています!!
そして、心拍数の測り方なのですが、橈骨動脈というところで簡単に測ることができます。
画像のように手首の付け根当たりに指を添えて、脈拍を確認します。
これをサウナの中にある12分計の秒針が10秒動く間、脈拍を数えます。
これを6倍するとおおよその心拍数を知ることができます。
水風呂
水風呂は1分くらい入るのが最適です。
先ほど「サウナは時間でいるものではない!!」といったのに、なぜ水風呂は1分なのかというと、これは血流に関係します。
血流は20~30秒で体を1周するで、1分で血流が体を2周することになり、体全体に冷えた血流をいきわたらせ、体をクールダウンすることできます。
こういった理由で水風呂は1分が目安になります。
また別の身体的な目安では、のどを通る呼吸が冷たく感じる場合でもいいそうです。
しかし、水風呂が苦手な人や初心者の方は、短くても冷水シャワーでも構いません。
ただし、体をクールダウンさせるために休憩時間を長くとる必要があります。
そして、水風呂でクールダウンさせることで「爽快感」を得ることができます。
この爽快感というのは、水風呂に入ることによって、表面体温は低いのに対して、深部体温が高いこの乖離によって感じることができるのだそうです。
休憩
休憩は、体をよく拭いて、5~10分行います。
サウナというと「外気浴」を思い浮かべると思いますが、休憩できれば「室内浴」でも構いません。
ちなみに、サウナの醍醐味である「調う(ととのう)」は休憩の最初の2分間で起こります。
これを聞くと、休憩はもっと短くていいのではと思いますが、最初に述べたように、この時の状態はリラックスして「副交感神経」が活性化しているものの血中には興奮物質が残留している状態です。
なので、次のサイクルの調いを得るため、十分に休憩を取りましょう。
注意
サウナは、組み合わせる運動やその前後で悪い影響を及ぼすことがあります。
特に「筋トレ」とは、あまり相性が良くありません。
むしろ悪い影響が出ると言えます。
まず、筋トレ前にサウナに入ると「筋肥大」を抑制してしまいます。
続いて、筋トレ後にサウナに入ると「横紋筋融解」を起こすと言われています。
以上のことから、筋トレとは相性が良くありません。
ですので、筋トレ後は12時間以上あけてからサウナに入ることをお勧めします。
ただし、サウナには「疲労回復」と「筋肉痛予防」の効果があるので、筋トレ後、どうしても入りたい場合は軽めに入ることをお勧めします。
まとめ
サウナの入り方は以下になります。
①サウナは、軽い運動時の心拍数を目安にする。
②水風呂は1分
③休憩は、5~10分、外でも室内でもどちらでもよい。
以上となります。
閲覧ありがとうございました。
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